「天津司舞」とは??
「天津司舞」とは?
甲府盆地には、
“神話の時代、甲府盆地は湖水の底にあった。ここに降りてきた12神が湖面で舞い遊び過ごしていた。暫くして2神が天に戻り、1神が湖底に沈んだ。残った9神が水面で舞い続け、湖の水を取り除き、この地を開いた”
という湖水伝説が伝わっています。
この9神を模して木造の神像が作られ、人形が田楽を舞う「天津司舞」になったとされています。
甲府市小瀬の天津司神社で毎年行われる「天津司舞」ですが、現在はこのような形で残っています。
9体の神像は天津司神社に祀られていますが、
祭礼の日は赤布で顔を覆われた状態で、
隣町の諏訪神社まで御成り道を御幸します。
諏訪神社に着くと、御船囲(おふねがこい)と呼ばれる
ぐるっと丸く張られた白い幕の中で
氏子さんが人形を操り、田楽が行われます。



(お鼓様) (お笛様)
おささら様、お太鼓様、お鼓様、お笛様が順に、御船囲の中を回ります。
次に刀を持った御鹿島様(おかしまさま)が進みでて、
またぐるっと幕の中を回ります。
御鹿島様の回っている間に、幕の中から見ている人に
9つの木でできた小刀が投げられます。
見ている人は縁起物として、こぞってこの小刀を拾います。
最後に、これまでとはがらっと雰囲気の変わった衣裳の
お姫様と鬼様が登場します。
鬼様がお姫様を追いかける、人形劇のような舞いが行われます。
全ての舞いが終わると、また天津司神社まで帰ります。
そして神像は神社に大切にしまわれます。
※画像はすべて、山梨県立博物館より
湖水伝説からいつどのようにこの舞いが成立したのか、具体的なことはあまりわかっていません。
また日本全国を見ても、人形による田楽は他に類を見ないそうです。
知れば知るほど気になることばかりの、「天津司舞」です。
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